インフルエンザ予防法
 医療的ケアが最近大きな話題になっています。医療的ケアとは医療職(医師、看護師)が行ってきた医療行為の中で、家庭でもできる比較的安全なものの総称です。医療技術が在宅医療に向けて格段に進歩する中、家庭で家族が医療的ケアを行うようになってきました。
 
 具体的な医療的ケアの内容を以下に示します。
1)喀痰の吸引(吸引器という器具を使います)
2)吸入(痰が出しやくなるように加湿するためのネブライザーや薬液の吸入)
3)水分や栄養剤の注入(食べ物や水分が上手に嚥下できなかったり、量が不
  十分である場合に水分や栄養剤を補給する事で、鼻から細いチューブを胃
  時には十二指腸まで挿入する経管栄養と胃ろうからの注入法があります。)
4)導尿(排尿困難に対して、膀胱までカテーテルを挿入して採尿する事)

 最近は気管切開をしたり、エアウエイといって空気の通り道を確保するための管を鼻から挿入したり、在宅酸素を使用している重度障害の方も多くなり、様々な医療的ケアを受けながら家庭生活を送るだけでなく、学校に通ったり地域の通所施設に通われています。しかし看護師が不在の場合、学校では母親が付き添っており、ご家族の負担は大変なものです。一方本人の生活を広げご家族の負担を少しでも軽くし、安全に医療的ケアを行うにはどうしたらよいかを全国的に考える運動が盛り上がってきています。ご承知のように横浜市は独自の方法で、すでに養護学校での医療的ケアを学校の先生方がなさっています。国では看護師を養護学校や福祉施設に配置する試みを始めました。

 今年の5月24日(土)の午後、福岡の小児神経学会で公開シンポジウムが開かれます。内容は「教育と医療の連携ー小児神経科医が果たすべき役割」で、どなたでも参加できます。医療的ケアは医療職だけで考える問題ではありません。時間を作れる方は参加してみませんか。
2003/03/03

<公開シンポジウム>
 詳細はこちらからです。
 http://www.trip.co.jp/jscn45/koukai.html